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2023/05/23

キャンプ

人生の3分の1はベッドの上

LOOKBOOK
眠りについて



こんばんは。GARAGE CAMP STOREのナカスギです。
5月も終わりを迎え、夏日を観測する日も増えてきたこの頃。
日もすっかり長くなり、夜の時間が短くなってきてきた。
日が長いと一日が長い気がして少し得した気分になる。
実際の時間は何一つ変わりやしないのだけれど。



人生の3分の1はベッドの上



人生の3分の1の時間を費やすのは睡眠と言われている。
それはキャンプ時だってもちろん当てはまる。
言い変えるとすれば「キャンプの3分の1はシュラフの中」
といったところだろうか。
でもキャンプに行ったときは早起きだから4分の1くらいか。
細かいことはおいておいて、人生において寝具選びは重要だ。

キャンプで寝具というと一番に寝袋が思い浮かぶところではあるけれど、
正直夏本番を迎えるここからの時期に高スペックなシュラフは不要だ。
まだ先の冬に備えてダウンシュラフを用意しておくのもいいけれど
どうせなら、次のキャンプからでも活躍できるモノならもっと良いよね。



寝具は寝袋だけではない



寝袋に気をとられて案外見落としがちなマットを今回ご紹介できればと思っている。
僕自身初めてのキャンプをしたときは、
寝袋は準備してこれでぐっすり眠れると思っていたのだけれど、
いざ眠りにつこうとすると
背中に地面のゴツゴツ感を感じて、地味に辛い。
最初は地味に辛いと思っていたのだけれど、その状況で一晩過ごしたところ、
身体は凝り固まり散々だったのを今でも覚えている。


せっかくキャンプにリフレッシュしに来ているのに、
睡眠の質が悪いと家に帰ったときには、ぐったり疲労が残って後味が悪い。
だからマットを使って快適に眠りにつこうというのが今回のブログである。


どんなマットを使えば良いか



スリーピングマットは大きく分けて3種類。

1.クローズドセルマット
2.エアマット
3.インフレータブルマット


左からエア・クローズドセル・インフレータブルマット×2


その中でのナカスギが選ぶ判断基準は4種類。
1.寝心地
2.断熱性
3.収納サイズ
4.早さ



断熱性を表す値でR値という指標がある。
要するにスリーピングマットがどのくらい熱を逃さないか。
R値が高いほど、そのマットは断熱性が高いといえる。
聞きなれない言葉はややこしいけど数値が低いと夏用・高いと冬でも使えるってところだ。


おおよその基準はこんなところだろうか。


ASTM R値(0~2.0):夏キャンプで出番あり
ASTM R値(2.0~4.0):春・夏・秋と快適に
ASTM R値(4.0~6.0):冬キャンプ・雪中キャンプでも
ASTM R値(6.0~):高所・極地でも(厳冬期の雪山)

寒さの体感は人それぞれ違うので一概には言えないけれど、 おおよその参考に。


クローズドセルマット





クローズドセルマットとは「THE MAT」のパタパタマット。
このマットのナカスギ的魅力はやはり圧倒的な設営・撤収の早さだ。
テントの中で広げれば終わり。畳んだら終わり。
この手軽さがクローズドセルマットのナカスギ的推しポイントだ。

寝心地は少し固め。ただ寝るには充分。
快適に寝るというよりかは、寝れる環境を作るといったイメージかな。
パンクの心配も無く耐久性もあり、収納性も大きすぎ無い。
山での使用のイメージが強いかも知れないけど
個人的には音楽フェスでのキャンプや夜から参加するキャンプで
設営撤収に時間をかけたく無い時にモッテコイのマットだと思う。


R値が2.0だから真冬のキャンプで使う際は底冷えを感じてしまうかもだから、
マットを重ねて使う等、対策が必要かな。
因みに冬や秋での寒いシーズンで使う時にはアルミ面(銀色)を上にして使うと
自分の体温が跳ね返って温かい。
逆に夏に使う時には、アルミ面を下にして使うことで地熱を遮断してくれる。
夏と冬で使い分けができる優れモノ。


収納感はこんな感じ



エアーマット






続いてはエアーマット。
名前の通りフォーム材の入っていない空気たっぷりのマット。
エアマットの一番の魅力はなんといってもコンパクト性と軽さ。
だから登山でテント泊をするハイカーさん達がよく使用するタイプのマットだ。
ナカスギも山で使うようにと購入。
キャンプに行く際にも軽装備にしたい時にはチョイスする。
気になる点をあげるなら、空気で膨らませる為、パンクのリスクはつきまとってくる。
あとは、クローズドセルマットと違って空気を膨らませる・空気を抜くといった工程が必要。
寝心地は空気の量を調整して、身体を包み込んでくれるので、個人的にはぐっすり寝れる。
R値に関しては様々なバリエーションが出ているから、
使うシーンに併せてマットを選ぶ楽しさもある。


圧倒的にコンパクト


エアマットで注意して欲しいのが、エアマットでダブルサイズを2人で使う時なんかは注意が必要。
隣のパートナーが寝返りをうったりしたときは、空気の波動が全て伝わってきて、
とても不快感がある。だからエアマットは1人で使うコトをオススメしたい。



インフレータブルマット



最後はキャンプのマットに一番相性が良いと思うインフレータブルマット。
インフレータブルマットは自動膨張式ともいわれていて、
中にウレタン等のフォーム材が入っていて、バルブを開けると自動で膨張してくれるマット。
インフレータブルマットの一番推したいポイントはなんといっても寝心地。
程よい固さと柔らかさのバランスでマットによっては家のベッドで寝ているのと
なんの遜色もないくらいの寝心地のマットさえ存在する。



それがNEMOのROAMER XL WIDE


寝心地の良いマットといえばこのNEMOのROAMER一択と言って良い程の寝心地。
マットというよりほぼベッドである。
キャンプに行くと眠りが浅いな。とか身体が凝るなという方は、
このマットで解決。
圧倒的快適性で眠りの質が変わります。

ナカスギ家では家に来客があった際の臨時ベッドとしても活躍中。
みんな口を揃えて、「ベッドで寝たのと変わらへん」こう言ってくれます。

厚さ10cm、R値6の高スペックも併せもち、雪中キャンプでも問題なし。
寝心地最優先キャンパーさんのマットはNEMOのROAMERの一択です。


コンパクトとは言えないが、それを凌駕する寝心地だ。



とは言え、なかなかのお値段のするマットであることには違いない。
GARAGEでは他にも良いインフレータブルマットがある。





NEMOのROAMERと同じくウレタン素材の入ったインフレータブルマットだ。
もともとは車中泊を想定しているということもあり、
R値の表記は無いモノの、厚さ8cmと寝心地も充分。
冬のキャンプでの使用で底冷えが心配な時は、
THERMAREST Z LITE SOLと重ねて使うってのもアリだ。

VANLIFEのマットを2枚揃えればサイド部分のボタンで2枚連結も可能。
変な隙間も生まれないからストレスフリーだ。


このボタンがありがたい


これだけのマットで価格は8,800円とお財布にも優しい。
マットをとりあえずなら、"VANLIFE SUPPLYのインフレータブルマット"ありです。

収納サイズは大きいが、オートキャンプなら何も問題無し


NEMOとVANLIFE SUPPLYの厚みの差



あると便利なエアポンプ



エアーマットとインフレータブルマットに関しては、
設営時に空気を膨らませる・空気を抜くといった工程が必要。
インフレータブルマットは自動で膨張してくれるも、
案外時間がかかったり、固めが好みの方だと、自動膨張だけだと少し物足りなかったりする。


そんな時に便利なのがエアポンプだ。
準備が面倒なマットの準備・撤収を楽にしてくれるポンプ。

それが FLEX TAIL GEAR MAX PUMP2 PRO

あっという間に膨らむ


空気を膨らます時は勿論撤収時の空気を抜く際にも重宝する。
マット内の空気をすばやく抜く事ができる為、撤収時間もスピーディーに。


ポンプが無いときは、折り畳みながら空気を抜いていく。


FLEXTAIL GEARのエアポンプを2種類GARAGEでは展開している。
1つ目は先程紹介したMAX PUMP2 PRO。
特徴は空気圧4.5kpa/300L/minの空気量であり、IP55の防塵防水も持っていて
多少の雨なんかには問題なし。
そしてバッテリー容量が3600mAhあり、モバイルバッテリーとして使えるのが嬉しいポイント。
ライトもついているから、空気を膨らませたあとは、テント内を照らして有効活用したいところだ。


もう1つはTINY PUMP X


より軽量でコンパクトなTINY PUMP X


こっちはMAX PUMP2 PROからより軽量・コンパクト化したタイプだ。
空気圧3.5kPa/180L/minの空気量で防水防塵機能はやモバイルバッテリー機能は付属していない。
ただ、ライトと充分なポンプとしての機能はつけたまま、なんと重量89g。( MAX PUMP2 PROは160g)

ライトな装備でキャンプを楽しんだり山でも使いたい方は、
"TINY PUMP X"
そこまで軽量性を気にしないなら、膨らむスピードも早くて
いざというときのモバイルバッテリー機能も搭載している
"MAX PUMP2 PRO"
といったところでチョイスしてもらえれば良さそうだ。



最後に



マットってテントの中で使うから、中々目につくモノでも無いし、
購入してテントのように気持ちがあがるモノでは無いかもしれない。
だけれど、キャンプの4分1はマットの上にいる。
マットが変わればキャンプが変わる。
シュラフにコストがかからない今、マットを変えてキャンプでも心地良い眠りを。


「それでは、おやすみなさい。」




GARAGE CAMP STORE ナカスギ

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