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2023/03/25
キャンプ使い続けて分かってきたORISON とORISON ULTIMATEの特徴!
こんにちは!
GARAGE STAFFのタクです!
時間の流れは早い。
寒い冬も終わって
2023年は早くも4月を迎えようとしている。
春到来です◎
GARAGEにも冬の間はキャンプはおやすみってキャンパーさんも
続々とお店に顔を出してくれるようになって来ました◎
冬の間にお休みしていたキャンパーさんは
キャンプ休止中に自分のキャンプスタイルを見つめ直す方は多いです。
そんな少しずつキャンプスタイルを洗練させたいと意気込むキャンパーさんから
この季節は新しいテント、シェルター選びのお悩みを頂戴します。
という事で今回のブログはそんなキャンパーさんに向けて僕の大好きな一幕。
大好き過ぎて皆さんに手にして欲しいと僕が勝手に思ってしまうシェルター。
BACKCOUNTRYのORISONをご紹介しようと思います!
僕の愛用のこのシェルター。
これがなんで多くのキャンパーさんお勧めしたいかと言うと
"荷物を減らせるから!"
まぁこれだけがオススメな理由と言う訳でもないんですが
キャンプスタイルを洗練したいというキャンパーさんにとっては
かなり大切かと◎
シェルターが小さいと中に入れられる荷物も少なくて済む◎
それに洗練されたキャンプをしたいキャンパーさんは目が肥えている。
シェルターやテントを選ぶ際の着眼点も細かい部分へ変わってきます。
そういう点でもとてもオモシロイ。
それが" ORISON◎ "
このブログでも幾度となく登場しているORISONですが
今まで2タイプある違いをしっかりと説明してなかったですね。
昨年の秋にORISONの新しくORISON ULTIMATEが登場して
ラインナップが増えました◎
そんなこともあって新しいORISON ULTIMATEを新型、
元々あったORISON(以降ややこしいのでStandardと表記します)の方を旧型と言われることがあるんですが
ちょっと待ってください!
これは新しい方と古い方というわけではなくて
カタチは似ていますが全くの別モノ!!
先にもお伝えしたように僕はORISON ULTIMATEを使っているんですが
正直、ORISON ULTIMATEユーザーの
僕が今、1番欲しい幕は
なんです◎
それはなぜなのか。
ORISON ULTIMATEを使っているのに何でまたもう一つ
ORISON (Standard)を欲しいと思ってしまうのか?
ここを今日は徹底解剖◎
まず僕の認識からお伝えすると
ORISON ULTIMATE="シェルター"
ORISON(Standard)="テント"
コレなんです◎
とは言え、コレだけお伝えしてもなんのこっちゃ分からないと思うので
この比較を通してORISONシリーズの違いを見て頂こうと思います◎
ではまず僕が愛用しているORISON ULTIMATEから。
ORISON ULTIMATE
↓↓↓↓
ではまずORISON ULTIMATEとORISON(Standard)との大きな違いはコチラ。
まずORISON ULTIMATEは完成されたシェルターなのでオプションパーツは無し。
その代わりに通常のORISONと比べると
・背の高さアップ(160cm→180cm)
・ポールをDAC社製に変更
・開口部に大型メッシュ搭載
・内側スカート搭載
・リップストップナイロンの生地が20Dから30Dに変更
なぜUltimateがこのような仕様になったんでしょうか。
それを今回僕なりに考察致しました◎
まず使っていて思うのは
この仕様ならインナーテントは無くていい。
むしろインナーテントのオプションは考えられていないのではないでしょうか。
例えば最近の僕の使い方で言うと雪中キャンプでお籠り。
中にコットを設置してお籠りスタイル。
外側にスカートがあると雪が上に積もってスカートがバリバリに凍る。
これが撤収時に厄介になるので外側のスカートはいらない。
しかし、通常の冬キャンプでスカート無しだと冷気が入り込んできて寒い。
なので内側にスカート。
内側のスカートは外スカートに比べてもより気密性を高める事が出来ます。
なので大型のベンチレーションも確保されていますよね◎
なのでORISON Ultimateはフロアレスになるシェルターがベスト◎
ということは寝室としての機能だけでなく中で過ごすリビングとしての役目を考えると
少しでも背を高くして動きやすくしたい。
そうなるとシェルター壁面の立ち上がりが強くなるので
ポールによりしなやかさが必要。
なのでポールもDAC社のものに変更。
このポールが本当に凄い!
ORISON(Standard)を建ててみたときも柔らかいポールだなぁと思っていましたが
このDAC社のポールは感動するレベルでしなやかです◎
あとはインナーテントが無いので虫が増えてきたり、暖かくなって
幕内の温度が上がってくるので大型のメッシュを確保して
快適性を高める。
更に軽量が特徴でもあるORISONにとって生地の薄さは大事。
しかし、テントではなくシェルターとなるとシングルウォールなので
ちょっとした穴が命取り。
インナーがないのでフライシートに穴が開いたら防いでくれるものは何もない。
と言う事で10D厚くする◎
そんなところではないかと◎
以上を踏まえるとORISON Ultimateはシェルターとして作られている。
そう言い切っても良いのではないでしょうか!
これが僕が導き出した1つの答え。
続いてORISON(Standard)を見ていきます。
ORISON(Standard)
↓↓↓↓
先程はORISON同士の違いをご紹介しました。
ULTIMATEにはStandardに比べてより機能面を重視していました。
逆に言うとStandardはより洗練された印象を抱いてもらえるとわかりやすい。
なのでORISON(Standard)の特徴は
・背の高さが160cmと低い
・開口部メッシュ無し(オプションでインナーテントあり)
・スカートは無し(オプションでマッドスカートあり)
・リップストップ生地は山岳用に使われるような20Dの薄さ
となるんです◎
先程、お伝えしたUltimateに比べると先程とは全く逆。
これがデメリットではなくORISON(Standard)の特徴だと考えています◎
それはなぜか!?
ORISON(Standard)をシェルターで使うと考えると
Ultimate と比較してもこれはデメリットと言われても仕方がない。
しかし最初にお伝えしたように僕にとってORISON(Standard)は
"テント"
それはなぜか...
まず大前提として"オプションとしてインナーテントがある"
(写真は僕の愛用テントをカンガルースタイルで入れてます。ご了承ください)
これは分かりやすい特徴。
それを踏まえるとデメリットに見えていた点もそうではないのかもと
思えてきます。
まずは
背の高さが少し低い件。
これは中がしっかりとリビングも兼ねたシェルターとしてなら低いかもしれません。
ですがこれがテントであれば話は変わる。
例えば先日、YABUが紹介してくれたテント
"MSR エリクサー2"
これの高さは102cm。
それと比べると160cmってめちゃくちゃ高くないですか?
更にテントの広さ自体も
エリクサーが127cm×213cmに対して
ORISONのインナーテントは×197cm×282cm◎
スケール感がだいぶ変わってきますよね。
それでいてパッキングサイズはほぼほぼ同じ。
ORISONの収納袋はゆとりがあって
ガイラインとバックルで締めあげることが出来るので
インナーテントが入った所であまり変わらない◎
そんなコンパクトなパッキングサイズを実現するには無駄をなくす事。
そうなれば、
"スカートは必要ない"
"インナーテントがあればメッシュも必要ない"
メッシュがあったところでリビングとして過ごせるような
スペースは無いので僕はいらないかなと◎
更に生地も20Dと薄くした方がコンパクトさをより高めることが出来る◎
こうやって見ると最初にお伝えした特徴がメリットだと感じてもらえると思います◎
またORISON(Standard)の生地はリップストップナイロン。
薄いのに耐水圧も高く、
外気との寒暖差が多きときは結露ができやすい!
コットで寝ている時に雫が顔に落ちてきて目を覚ますなんてのは嫌でしょ?
そうなると対策としてはやはりインナーテント◎
更にインナーテントがあることでなので気密性が高められて冬でもより快適に寝られる。
暖かく寝るために必要なのは寝袋と断熱壁です◎
特にコンパクトが特徴のORISONにとって
暖房器具は使うにしては空間がが狭くなるし、
火力的にもオーバースペックなものが多い。
何より" 危険 "
とにかくスタイルを洗練しコンパクトにするためには工夫が必要なんです。
それならとインナーテントを上手く活用するのは真のキャンパー◎
更にもう1点。インナーテントの利点。
"設営が楽"
例えばシェルターとして使うの場合。
テントを建てた後に寝床となるコットを組み上げたりするじゃないですか。
しかしインナーテントの場合、ORISON(Standard)を組み上げた時にインナーテントを装着してさえいれば
毎回外す必要は無し!
インナーテントをつけたまま畳めば
次回、設営時にはポールを組み上げるだけでフライシートだけでなく
インナーテントも同時に立ち上がる。
あとはマットと寝袋を放り込めば終わり。
圧倒的時短です。
更にORISON(Standard)ン吊り下げ式のインナーテントは
フックで吊り下げた後にベルトでグッと締める事が出来るので
インナーテントにも張りが出て内部空間を広く確保できる。
この辺のちょっとした機能で快適性はグッと変わる。
以上がインナーテントの特徴とメリット◎
そんな吊り下げ式のインナーテントを採用できる
フライシートにポールが通る構造のシェルターの構造を
アウトフレーム構造と言います。
キャンプのテントではインナーテントだけでも使えるように
インナーテントにフレームが通るものが多いですが、
2F HEIMAT BERGのSTAFFが使う山用のテントは結構そんなタイプが多い◎
アウトフレームだとインナーテント単体では使えない。
ただ逆にアウトフレームテントではフライシートだけで自立するので
シェルターとして使えないことはない。
しかし先程もお伝えしたように背が低いので結露がひどくシェルターとしてはめったに使うことは無い。
ですがORISONならそんなことない。
背の高さが160cmもあるからです◎
シングルウォールのシェルターとしてモチロン使える。
このスタイルはいつも皆さんがイメージされている通り。
更にオプションでマッドスカートまで用意されているんですから◎
そんな絶妙なラインを行く一幕が
"ORISON"
使い続けて思った僕の感想はそんなところ。
以上を踏まえると用途が全然違う事に気づく!!
僕がORISON(Standard)を欲している理由、
分かってもらえたでしょうか?
今回は主に冬をメインに据えたお話になってしまいましたが
正直夏は...
どちらも遮光性が高くないのでタープは欠かせない。
と言うことで次回は夏も近づいてきたころに
ORISONの夏スタイル!
ご紹介するかもなので乞うご期待◎
どのタープがマッチするかなぁ。
考えるだけで楽しみになってきました!!
中々長文になっちゃったのでわかり切らない所もあったかもしれませんが
気になったキャンパーさん
是非僕とORISON談議に花を咲かせましょう◎
お持ちしています!
それではまた◎
GARAGE CAMP STORE タク
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