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2022/11/09
入荷情報熊の彫り師始めました!
こんにちは!
GARAGE STAFFのタクです!
今回は最近、登場していなかった
僕のキャンプに続いてもう一つの趣味DIY。
これを楽しんでいこうと思ってます!
フォールディングナイフや今年で言うとトングも人気のmade in 三木のブランド
" FEDECA "
以前にBLOGでご紹介したようにフォールディングナイフの
DIYキット " It's MY KNIFE "
でオリジナルグリップのフォールディングナイフを作成しましたが
今回はちょっと違う。
ちょっとどころか大分、違う。
木彫りの熊を作れるキットが
FEDECAのアイテムとして登場◎
KIBORI アニマルキット
カリフォルニアグリズリー
¥4,620-
なんて着眼点なんだ!
もはや刃物ですらないですが
刃物で楽しめるアイテム。
つまりこれまで登場してきたFEDECAのラインナップの先を行くアイテム◎
ニッチにも程がある!
本当に誰か挑戦するのか!?
と思いながらもやらずにはいられない。
DIY心がくすぐられて仕方がない。
そんなニッチなキットに魅了された僕は結局、
コレをやっていこうと思うことになるのです◎
まずこのキットに入っているもの。
グリズリーのシルエットで縁取ったパーツが1つ。
このキットに用いられているのは仏像や御神木としても古より重宝されてきた
クスノキ。
箱を開けただけでもいい香りが漂うこのクスノキは
香木としても名高い。
そんなクスノキの木片をグリズリーのシルエットに模った
パーツが1ピース。
後はキットの進め方を記載してくれている説明書が1枚。
以上。
とてもシンプル。
あとはコレをナイフやカッターや彫刻刀なんかでグリズリーに命を吹き込んでいく。
まさに仏像のように。
ただそれだけ。
このシンプルで無骨な心構えに惹かれたあなた。
やってみた僕の感想としては、
絶対挑戦してみるべきです。
それがなぜかと言うと...
まぁそれはこの僕の作業工程を見て感じてください 笑
さてそれでは早速、スタート。
まずは外枠からグリズリー本体を外す。
枠と本体を繋ぐ部分は厚さが1mm程なので
ちょっとした刃物があれば簡単に外れます◎
綺麗に外したら
断面におおよそのアタリを付けて削っていく。
コレが説明書に記載してくれている進め方。
なので説明書通りに進めようと考えたのですがここで1つ問題が。
熊の輪郭ってどうなってるん?
おおよそとは言え、いきなりでは
イメージが湧かない。
説明書通りネットのCGでフォルムを探っても
僕にはあまり分からなかった 笑
ヤバい。
そうなると筆ならぬ刃も進まない状態です。
しかし僕には大きな味方がいることを思い出した。
数年前、祖父の家を訪れた際。
なぜか祖父の書斎に本チャンの木彫りの熊を
3体所有していたことを。
何故に3体。
絶対いらんやん。
なんで持っているのかは定かでは無いですが、
恐らく好きだったんでしょうね 笑
ただその趣味に疑問を持った自分は
木彫りの熊の魅力を知る為にこっそり
祖父のコレクションを拝借し持ち帰っていたのです。
なので言うなれば本物の木彫の熊がそばにある。
こんなに心強いことはない!
ついでに雑貨屋で買った
首振りのシロクマとヴィンテージショップで
衝動買いしたこれも一応、木彫りの熊。
なんか色々と自分が集めてたことに気がついたんです。 笑
その中から主に本チャンの木彫りの熊。
一旦、コレを見本にやっていこう◎
まずはグルっと見回して研究。
熊の柔らかで力強いフォルムを作り出すためにどこが1番大事なんだろうか...
色々とありそうなポイントの中から僕は熊の脚部に注目。
力強くドッシリとしたフォルムに
少しO脚で気だるい感じで歩く姿こそ
熊なのではないか。
ちょっとふくよかなオッチャンな怠そうに歩いてる感じ◎
ここをポイントに削っていこう!
方向性が決まったのでいよいよスタート。
まずは熊の輪郭の角を取っていく。
これだけでも、雰囲気が出るぞ◎
正直、シルエットがカッコイイのでここで
終わるのも1つだなと思える。
まぁそれではブログとしても、GARAGE STAFFの体験談としても物足りないのは
明らか。
なのでどんどん進めて行く。
こんな感じで木彫の熊と見比べながら 笑
結局、熊を見ながらなのであんまりガイドのラインは引かず
この熊のシルエットからフォルムをイメージしながら赴くままに。
僕が今回使っているのは主にカッターと彫刻刀◎
クスノキは比較的柔らかい木質なのでカッターで十分、削れます◎
なので大まかな輪郭はカッター。
後はほぼほぼ彫刻刀で地道に削っていく。
鉛筆でガイドのラインは引かない代わりに
彫刻刀でラインを着けて削っていきます◎
ある程度、輪郭が出来上がってきた。
それでいよいよ、今回のポイント
脚部に取り掛かるんですが、おそらくここが1番削り難い!
なんてったって狭い。
更に変に力を入れ過ぎて
脚を折ってしまうのではないかと心配になる。
時間がかかるがココは一番細かい彫刻刀でじっくり削っていこう◎
削りすぎては力強さがなくなってしまっては元も子もない。
なんてったって熊に美脚は求めていない◎
そんなこんなで四苦八苦しながらどうにか。
完成形は後程。
後もう一つ難しいポイントが頭。
どこをどれだけ削っちいのかもわからない。
熊の耳ってどんな感じ?
顔の凹凸何て考えたこともない。
更になんてったって顔なので
ココが微妙であれば他が良くても失敗と
思ってしまいそう。
なかなかの緊張感。
なんか猫っぽくなってないか?
そんな葛藤の中どうにか。
やってみて思ったのは熊の頭って思っているより小さい。
思い切ってガンガン削っていく必要がありました。
顔の輪郭は五角形を逆さまにしたようなフォルムで上部二点の角に耳がくるイメージで
削り進めて行きました◎
そんなこんなで悪銭死闘しながらトータル6時間ほど。
削り始めると時間はあっという間です。
そんなこんなで仕上げた僕のグリズリーはこんな感じ!
なんとか熊になってよかった!!
初めてにしてはまぁまぁ及第点はあげたい◎
そして今回のポイントO脚は...
まぁまぁ、脚の間から向こう側が見えるから良しとしましょう◎
ただ、この経験を踏まえてもう一度作ったら
もっとうまく作れる自信がある!!
しかもちょっと作りたいと思っている◎ 笑
彫刻's ハイってやつかもしれない。
またやりたい。
と言うことで現在、彫刻仲間募集しております。
ご興味のある方お声掛けください 笑
それではまた来週◎
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